スマートスピーカーの中でも、世界で1番のシェアをほこるのが米国AmazonのEcho(エコー)である。
日本では、中の人の名前「アレクサ」で広く知られているので、エコーよりもアレクサと呼ぶ人が多い。
「アレクサが、つながらない」、「アレクサが返事をしない」など、エコーがインターネットにつながらずに起こる問題に悩んでいる人が増えている。
この記事では
アレクサがネットにつながらない問題の傾向と対策 まとめ
無線接続をあきらめて、有線接続→有線LANケーブルを引いてつなぐ
有線LANケーブルが引けるのなら、有線LANケーブルで つなぐことを強くおすすめする。
ケーブルやスイッチングハブが不良でつながらない問題もあるが、Wi-Fi(無線LAN)の不安定さに比べれば たいしたことはない。
- 有線LANを引く話 →有線LANケーブルを自作する方法(カテゴリ6 イーサーネットケーブルを自分の好みの長さで作る)
- 有線LANを束ねることで起こる問題について→ 家のネットワーク / LANが遅い、途切れる、つながらない! 問題の解決方法 まとめ 〜 ファイル共有を速くする
- スイッチングハブは3年で交換 → 家庭用スイッチングハブ 8ポート BUFFALO LSW6-GT-8NS(LSW5-GT-8NSの後継)を買ったので紹介
- ネットの心臓部 Wi-Fiルーターのおすすめは → NEC Wi-Fiルーター Aterm PA-WX6000HPを買って使っているのでレビュー
有線で使える スマートスピーカー(Echo アレクサ)
Echo(アレクサ)は、本来、スマホやタブレットと同じでWi-Fi(無線LAN)のワイヤレスでインターネットにつながる機器である。
しかし、一部のモデルは、非公式ながらAmazon イーサネットアダプターを使うことで有線LANで接続できる。
の2つは、Amazon イーサネットアダプターをつなげば、有線LANが使える。
ただし、ファームウエアアップデートでイーサネットアダプターが使えなくなることがあるかもしれないので自己責任で。
なお、最新のEchoは、microBポートにイーサネットアダプターをさしても認識しないので使えない。
Wi-Fi アクセスポイント(ブリッジモード)を近くに置いて Wi-Fi(無線LAN)でつなぐ
1台のWi-Fiルーターだけでは、家全体に まんべんなく電波を飛ばすことはできない。
二階、一階で、それぞれ、有線LANでつないだ Wi-Fiアクセスポイント(無線LAN基地)を置こう。
Wi-Fiの電波には、2.4GHz帯と5GHz帯の2つがある。
昔からある 2.4GHz帯は混信がひどくて使えなくなってしまった。
2.4GHz帯の電波は、近所の家から漏れ出てくるもの、Bluetooth、電子レンジの電波と混信して使えない。USB3.0のケーブルからのノイズでも打ち消されてしまう。
-
ワイヤレスのマウスやキーボード、ヘッドホン、ゲームコントローラーが、つながらない、とぎれとぎれになる問題の傾向と対策
Bluetooth接続のマウスやキーボードが反応しない とぎれとぎれでつながっている パソコンのスリープ(スタンバイ)ができない Wi-Fi(無線ラン)が、とぎれる などの症状で、何が悪いのか?と相談 ...
なので、5GHz帯でつながる 最新のEchoを買い、見通せる 近くに Wi-Fiアクセスポイントを有線LANで引いてつなぐ。
昔のEchoは、5GHz帯での接続がうまくできない(W52チャンネルしか使えなかった)ため、2.4GHz帯でつなぐことが多かった。
Echo(アレクサ)は、人の声が聞こえるたびにインターネットにつながろうとして、2.4GHz帯の電波をひとりじめする。
なので、BluetoothやWebカメラなどと無線電波「チャンネル」の取り合いになり、ますます使えない状態になっていた。
今のEchoは、5GHz帯で安定してつながる。
有線LANでつないだ無線LANアクセスポイントを 見通せる範囲に置けば、Echoが接続不良になることはない。
でも、間に何もない 見渡せる範囲内でつながると通信スピードはすごく速い!
EchoをWi-Fiルータ側から、ローカル固定IPアドレス指定にする
家のネットワーク(LAN)内につながるネットワーク機器には、ローカルエリア専用のIPアドレスが割り当てられる。
このローカルIPアドレスを、それぞれの機器に専用に割り当てるのを「固定IPアドレスを割り当てる」という。
固定IPアドレスについては、こちらでまとめた記事にしておいた。
-
固定IPアドレスのやり方 まとめ
このページは、ガジェットを安定してWi-Fiに接続するための「ローカル固定IPアドレスの」設定などをまとめるページです。ガジェット別でその方法をまとめます。 ローカル固定IPアドレス って何? 家の中 ...
Wi-Fiルーター側で、「DHCP固定割当」の設定項目があるので、各自設定をしよう。
家庭用のWi-Fiルータは、ローカル固定IPアドレスの割当が、20個くらいの限られた数で設定できる。20個は少ない、すぐに足りなくなる。
使わないネットワーク機器のIPアドレスを消して、やり繰りをするしかない。
Echo、それぞれのレビュー記事で、固定IPアドレスの割当については簡単に書いてあるので参考にして欲しい。
Fire TV Cube も アレクサが使えるものの フル機能で使えない
テレビ(AVアンプ)につないで使う Fire TV Cubeも 有線LANでつなげられて、スピーカーを内蔵しているので、アレクサの受け答えはできる。
しかし、Amazon Musicの再生が HDMI出力のテレビやAVアンプになってしまうので、Echoとしての機能は限定されてしまう。
まとめ
リモートワークで、Echo(アレクサ)を使う人が激増している。
Echoをインターネットに安定してつなげられずに、「Echo アレクサがつながらない!」「Amazon Musicが切れる!止まる!」で検索している人も増えている。
Echoに関して、そこそこレビュー紹介記事を書いている私のところにも相談を持ちかける人が増えた。
アフィカス連中はスマートナンチャラの便利さを やたらアピールして売りあおることしかしない。
安定してネットにつながるための「ローカルエリア固定IPアドレス指定」や「有線LANでつないだWi-Fiアクセスポイントの重要性」は一切無視している。
いや、知識がないのに知ったかぶりして売ろう売ろうとしているから書けないのだ。
アレクサを買って使いこなそうとする人の参考になれば幸い。