5年ほど前に買ったAnkerなどの中国パチモンのUSB充電器が次々と壊れて買い替えている。
USB充電器は中国製パチモン ブランドの製品だらけになった。しかし、イマイチ信用できない。USB電流メータとUSB負荷装置を使っての検品がかかせない。
いちいち検品するのがめんどうなので、中国パチモンブランドのUSB充電器を買うのをやめた。
エレコムやサンワサプライなど 日本のパソコン周辺機器の老舗ブランドのものを買っている。
結論から言うと…
エレコム EC-ACD05は、USB-A 8個 40W、USB-C 1個30Wの合計70WのUSB充電器なのに、奥行きが9.5cmとコンパクトで使い勝手が良い!
- 購入品:エレコム USB充電器 EC-ACD05WH
- 購入時期:2021年12月2日
- 購入価格:4250円
- 購入店:Amazon Japan G.K.
私は、このUSB充電器を自分で選んで、自腹で買って試している。
USB充電器をタダでもらったアフィカスによる提灯・広告記事や動画に不満を持ち、自腹で買った人のホンネとコスパの正直な感想を知りたい人向けに、本当の事を書いている。
代理店依頼のステマ記事ではないので、値引きクーポンコードはない。
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エレコム USB-A 8個(計40W)、USB-C 1個(PD 30W)の EC-ACD05を買って使っての長期使用レポート
USB充電器って何? エレコムって何?
USBは、パソコンのマウスやキーボードなどの周辺機器をつなぐ通信規格。
5Vの直流をだせることから、手軽なDC電源(AC-DCアダプター)としても使われるようになった。「USBコンセント」呼ばれることも増えた。
エレコムは、大阪のパソコン周辺機器メーカーで東証一部上場の大手。
エレコム EC-ACD05WHを写真で紹介
EC-ACD05WH の同梱物は、
- EC-ACD05WH 本体
- ACケーブル:メガネ端子 1.5m
- 保証書
EC-ACD05 の主なスペック
- USB コネクタ形状:USB-A ×8、USB Type-C(USB-C)× 1
- 入力:AC 100〜200V、50/60Hz
- 出力:
- USB-A:各ポート 5/2.4A 12W、合計 40Wまで。
- USB-C:5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5A 、30Wまで
- カラーバリエーションは、白(WH)と黒(BK)
USB-Aが8ポートあり、それぞれ5V/1A以下で使えば、8ポート全てが同時に使える。
5V/2Aを使うのはiPadくらい。iPhoneは、USB-A→Lightningケーブルなら、5V/1Aしか流れない。ごく一般的なユーザは、不便にかんじることはないだろう。
実際、Anker PowerPort Speed 5(USB-Aが5個あるやつ)と置き換えて使っているが、7個つないでも、どのポートにも電流が流れていて使えている。
USB-Cは 30W、今となっては最大出力電力が少ない方になってしまった。
40W以上が必要なNintendo Switchのドックにつないで使う事ができない。チョットしたタブレットやChromebookの小さめのノートPCなら充電もできる。
エレコム EC-ACD05WHの正面観
- 大きさ:3.4× 11.2 × 6.3 cm
- 重さ:250g
とUSBのポートが9個もある割に小さめだ。
EC-ACD05WHを立てて置く時は、縦置きスタンドを出す。
回転させることで、スタンドになる。端が柔らかめのシリコンでできていて、縦置きした時に、滑り止めになる。よくできている。
縦置きを意識したデザインなので、ずんぐりむっくりな印象もあるが、これはこれで良い。
縦置きより 横置きにして使うことが多いだろう。どちらの面を下にしても良いように滑り止めラバーは両方に付いている。
1つしかないUSB-Cが手前が良いのか、向こう側が良いのか、左が良いのか、右が良いのか? 自分の都合で置けるのは便利だ。
EC-ACD05WHの背面観
後には、ACケーブルをつなぐジャック(端子)がある。メガネプラグ式だ。
横置きにして使う時は、こんなかんじになる。
ACケーブルは、1.5m。
ACコンセントに差しっぱなしでホコリが たまっても火事になりにくい「トラッキング対策コンセントプラグ」になっている。
メガネプラグになっていて、L字になっているのが特徴。
横置きにしたとき、奥行きが10cm以内に収まるのが、買って気づいた1番のお気に入りの点だ。
2019年に買った Anker PowerPort 5。5つでは、全然足りない。やり繰りするようになったので買い替え。
PowerPort 5の青いUSBポートは、9Vや12Vも出せる中韓パチモンのAndroidスマホが採用するQuickChargeに対応している。トンデモ仕様なので、危なかっしくて つけっぱなしにできない。
Ankerの充電器は、ブランド化のためか、AppleやSONYと同じように”コレジャナイ”的な仕様とデザインのものが増えて、ケーブル以外 欲しい物がなくなった。
Ankerよりも老舗のサンバレー(RAVPower)やAUKEY などの中国製パチモンブランドの製品は、Amazonで正規の取り扱いがなくなった。ステマ商法のペナルティだ。
Ankerも、ブロガーやYouTuberに無料で配布をしてステマをさせていることに変わりなく、「レビュアー・ブロガ」としての信用度が落ちるため扱えないブランドになったのが残念。
EC-ACD05WHをテストする
エレコムなので疑うこともないが、念のために 過電流の遮断をテストしておく。
USB-Aのポートは、どれも 5V/2.7Aで遮断される。電流遮断からの復帰はUSB-Aポートの抜き差しでできる。
5V/2.5A の過負荷を順につけていくと、4個目で、40W(制限は45W)の制限のため電流が遮断される。
USB-Cは、PowerDelivery(PD対応)で、PDO情報は、
- 5V/3A 15W
- 9V/3A 27W
- 15V/2A 30W
- 20V/1.5A 30W
になっている。
電子負荷装置をつないだCT-3で、USB-C側の電流遮断を調べてみた。
20V / 1.5A の30Wまでだが、20V/2A(40W)までは出せることが分かった。20V/2.1Aで遮断される。
ちなみに、40Wの出力をしている時のAC側の消費電力は、44W。90%の効率なのでAC-DCコンバータ電源的にも良い性能をしている。
ラジオへのノイズは、AM波だけ影響あり
スイッチング電源なので、ノイズが発生している。
すぐ近くにラジオを置くとAM波の放送はまったく聞こえなくなる。30cmほど離せば、AM波の放送も聞けるようになるので、良質なDCDCコンバータ基板を使っていることがうかがえる。
ラジオを好んで聞くジジイ的に、知りたい情報なので付け加えておきます。
EC-ACD05WHを日々使っての感想、気づいた点、問題点
机の上には、古くなってバッテリーが弱ったAndroidタブレット、LEDデスクライトなど、USBをつなぎっぱなしにするものも多い。
iPhoneやApple Watchなども机の上で充電しながらアップデートすることもあるので、USB-Aポートは、たくさんあった方が良い。
販売価格も、エレコムの定価はあってないようなものなので、4千円前後に落ち着いてくるはず。
電源のオンオフのスイッチはついていないので、ACタップ側でオンオフするようにしよう。
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2024年5月に、USB-Cポート側のUSB-A端子の出力に違いが あることに気づいた。
USB-C側は、5V/1.9A出力で Nintendo Switchを充電できるのに対して、次のUSB-A端子は、5V/1.5Aまでしか 出力できない。
個々の端子と充電するガジェットの相性は、それぞれ USB電流テスターを使って調べておこう。
EC-ACD05は、Apple Watch 充電ケーブル用のUSB充電器として最適
EC-ACD05は、Apple Watchの5V/0.4Aの急速充電ができる。Apple純正のマグネット充電器を使う。
うれしい誤算です。
コイル鳴き(高い音キーン、モスキート音)がありますか?
AC-DCアダプターには、コイル鳴きの大きなものがある。
EC-ACD05のコイル鳴き(電源からのモスキート音)は聞こえない。(私は、10000Hzまでは聞こえる。)
マイクでコイル鳴きの有無をテストをしてみた。
コイル鳴きは、12000Hz以上の高い音ででていることがある。
このマイクの性能は20000Hzまでなので、可聴音域で突出した音はでていないことを確認した。
USB端子に何も付けずに、ただACコンセントにつないだだけの負荷がゼロの時も、モスキート音は出ていない。
EC-ACD05の発熱はどうですか?
室温20度で、
USB-Cは、30Wで使って、他USB-Aも使っている状態を2時間維持して、約40度の表面温度。
特に問題はない。
毎日つけっぱなしで使っているが、今のところ、どのポートも問題なし。
まとめ
エレコムの新製品(2021年11月発売)のUSB充電器 EC-ACD05を買ってみた。思いのほか良かったので、記事を早めに仕上げた。
毎日使っているが、どのポートも健在だ。
全部のポートでリミッターがかかるギリで使っても、今のところ 異常発熱で焦げることもない。
よかったので、USB-Cのない、USB-A ポートが10個で60Wの EC-ACD04BKも購入した。
中国、台湾メーカー(輸入代理店)が、ブロガーやユーチューバーなどに商品を無償で配布し ステマ犯罪をやっている。
ネットで見かける 充電バッテリーや、USB充電器のレビュー記事や動画のほぼ すべてが、ステマ(提灯記事、口コミをよそおい消費者をだます違法行為)である。
2021年から、だませるブログ閲覧者(情弱)が減り、ブログでは簡単に稼げなくなったようだ。
だませる若年層の情報弱者が、InstagramやYouTubeには、まだまだ たくさんいる。アフィカス連中もそちらのプラットフォームへ移りつつある。
古き良き時代のブログ コミュニティーに戻る日も近いのかもしれない。
なお、このUSB充電器も日本国内専用なので、電圧の不安定な220Vの外国では使えない。