PS5の外付けSSD(拡張ストレージ)の選び方とおすすめの紹介
Mac(パソコン)につなぐSSDやUSB規格の記事に「PS5につなぐ外付けのSSDは何が良いのか?」、「パソコンと兼用できないのか?」など質問をもらっているので記事を書きました。
PS5の外付けSSD(HDD)の条件
公式(https://www.playstation.com/ja-jp/support/hardware/ps5-extended-storage/)によると、
となっています。
さらに、対応するUSB規格は、
- SuperSpeed USBの対応
- 5Gbps:USB 3.0、USB 3.1 Gen1、USB 3.2 Gen1
- 10Gbps:USB 3.1 Gen 2、USB 3.2 Gen2、USB 3.2 Gen1×2
- 20Gbps:USB 3.2 Gen2 ×2 ← PS5は10Gbpsまで
です。
PS5の外付けはHDDか? SSDか?
なので、外付けのHDDは時代遅れです。SSDでそろえましょう!
データ通信速度とUSB規格の関係を表にしました。
5Gbps(625MB/秒) | USB 3.0 | USB 3.1 Gen1 | USB 3.2 Gen1 | |
10Gbps(1250MB/秒) | USB 3.1 Gen2 | USB 3.2 Gen1×2 | USB 3.2 Gen2 | |
20Gbps(2500MB/秒) | USB 3.2 Gen2×2 |
2500MB/秒を出すには、Thunderbolt 3(USB4)接続が必要です。PS5は対応していません。
PS5は 10Gbps(1250MB/秒)のデータ転送速度までしか対応していないので、
- 転送速度は従来のSATAで5Gbpsでいいから、値段を安く容量を大きくしたい
- USB 3.1 Gen1
- USB 3.2 Gen1
- 値段は高くても、読み出し速度が速い方が良い
- USB 3.1 Gen2
- USB 3.2 Gen1 ×2(種類が少ない)
- USB 3.2 Gen2
の中から選ぶようにします。
- Genは、generation 世代のこと
- ×2 はデータ通信 2倍に
PS5本体のSuperSpeed USBのポートは…
- 正面:USB-C ×1
- 背面:USB-A ×2
の3つ付いています。
「PS4 / PS5対応」で売られているSSDは、USB-CもUSB-A両方のプラグに対応しているものが多いので、自分の都合で、PS5の本体後ろか前のUSBポートにつなぎます。

まちがえて、SSDをつながないようにしましょう。
PS5のSSDは SATA 接続で十分! 高速な m2 SSD は意味がない
SSDには、データ転送速度で2通りの方式があって、
- 600MB/秒(4.8Gpbs):SATAスロットの 従来のSSD
- 4000MB/秒(〜32Gbps):NVMe(PCI-E接続)、m.2スロットのSSD
中身が遅いと、USBが速くても、データの読み書きが遅くなります。

なのに値段は 2倍高いとか、情弱を狙ったボッタクリ商売やってます。
SSDケースとSSDドライブを別々に買って自分で組み立てる人は 好みで選んでください。
PS5につなぐ容量は、1TBか2TBか?
多いにこしたことはないのですが、値段が高くなります。
ゲームソフトの容量は、1本30〜100GBです。
PS Plusのフリープレイを楽しむ人は、最低でも1TB、できれば、2TBをつけましょう。
以上を踏まえて、私が適当に選びましたので、何かの参考になれば幸いです。
SSDの主なメーカー
中華のパチモンには偽物が多いので、パソコン周辺機器の有名ブランドを買ってください。
- ウエスタンデジタル(Western Digital):SSD、HDDのブランドメーカー
- サンディスク(SanDisk):SDカード、USBメモリーで知られるブランドメーカー
- バッファロー(BUFFALO):日本のパソコン周辺機器メーカーブランド
- I-Oデータ:日本のパソコン周辺機器メーカーブランド
- キオクシア(KIOXIA):原発投資損失で手放した 東芝の虎の子
この5つのブランドなら間違いないでしょう。
その他、Seagate(シーゲート)、シリコンパワー(SiliconPower)、トランセンド(Transend)、エイデータ(ADATA)… たくさんあるw。

速度を実測できるパソコンを持っている人以外買ってはいけません。
現状、10Gbps接続のSSDであっても、SATA接続のSSDなので実質 5Gbpsと同じです。
PS5 用 SSD USB 3.2 Gen1 / USB 3.1 Gen2 …コスパ重視(1TB・1万円前後)
バッファロー SSD-PSM960U3 960GB:1.1万円
名詞サイズよりも ひとまわり小さくて、パソコンの外付けSSDとして持ち歩くには小さすぎる大きさで、発売当時、注目をあびたSSDです。
今となっては時代遅れの読み出し速度も遅めです。
- 容量:960GB(0.96TB)
- USB 3.2 Gen1(5Gbps)
- 転送速度:読み出しで 430MB/秒とSSDとしては遅め
- 大きさ:6×3.3×1cm
- 重さ:15g
- ケーブル:USB-A、USB-C
- 1年保証
SanDisk SDSSDE60-1T00-GH25 1TB:1.5万円
防滴は IP55相当、高い耐衝撃性のあるケース入りで、データをどこに持ち歩く人向けなのかな?
見た目がカッコイイので、人気のSSDです。PS4 / PS5での接続報告も豊富です。
- 容量:1TB
- USB 3.1 Gen2(
510Gpbs) - 転送速度:読み出しで最大550MB/秒
- 大きさ:9.6×5×0.9cm
- 重さ:40g弱
- ケーブル:USB-C、USB-A変換アダプタ
- 3年保証
- 2TBタイプは、2.5万円
バッファロー SSD-PUT1.0U3 1TB:1.2万円
まぁ、SATAのSSDなので、遅いよね。HDDよりマシな程度。
PS5に差したら飛び出た棒状になってダメでしょ。
これをやたらすすめているアフィカスがいて笑えます。
- 容量:1TB
- USB 3.1 Gen2(
510Gpbs) - 転送速度:読み出しで最大430MB/秒
- 3年保証
PS5 用 SSD USB 3.2 Gen2 スピード優先(1TB・2万円前後)
ウエスタンデジタル WD WDBAGF0010BGY-WESN 1TB:2万円
次々買収して巨大化したWestern DigitalのポータブルSSDです。ストレージメーカーのトップブランドとして恥ずかしくない NVMeのSSDを採用。
ちょっと割高だけど、このスペックだったら仕方がないか… 5年保証だし。
- 容量:1TB
- USB 3.2 Gen2(10Gpbs)
- 転送速度:読み出しで最大1050MB/秒
- 大きさ:9 x 4.5 x 1 cm
- 重さ:46g
- ケーブル:USB-C、USB-A変換アダプタ
- 5年保証
SanDisk SDSSDE61-1T00-GH25 Extreme Portable 1TB:2.1万円
- 容量:1TB (2TBは、3.2万円)
- USB 3.2 Gen2(10Gpbs)
- 転送速度:読み出しで最大1050MB/秒、書き込みで1000MB/秒
- 内蔵SSDが、NVMeタイプ
キオクシア SSD-PK960U3-BA/N 960GB、1.3万円
東芝メモリです。
- 容量:0.96TB
- USB 3.2 Gen2(10Gpbs)
- 転送速度:読み出しで最大550MB/秒
- 大きさ:9.5×7.5×1.1cm
- 重さ:90g
- ケーブル:USB-C、USB-A
- 3年保証
I-O DATA SSPV-USC960GE 960GB、1.2万円
PS5の外付けドライブ用にデザインされた SSD。
せっかくの 10GpbsのUSB 3.2 Gen2なのに、中のSSDがSATA接続なので 450〜500MB/秒しか出ない残念すぎる仕様。
嘘を付かないのは、日本のパソコン周辺機器のブランドメーカーならでは。
- 容量:0.96TB
- USB 3.2 Gen2(10Gpbs)
- 転送速度:読み出しで最大500MB/秒
- 大きさ:4.6×7.2×1.1cm
- 重さ:34g
- 1年保証
ケースとSSDを別別に買って自作する
USB 3.2 Gen2 のSSDケースとSSDドライブを別々に買って組み立てれば既製品を買うより安くあがるはずでした。
ドライブを外してパソコンに内蔵したり、パソコンの内蔵SSDを新しいモノに交換して、古いのを流用したりと、ユーザの好みでできます。

おすすめのケースや型番、SSDについては、順次別ページにまとめています。
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買って使っている HDD / SSDケース まとめ【格安外付けSSDと爆速SSD】
私が実際に買って使っている おすすめのHDD/SSDケースを紹介 します。 HDD/SSDケースって何? 外部記憶装置【HDDやSSD】で、パソコンにつないで使うためケースです。 パソコンにつなぐ接続 ...
PS5の外付けSSDへのコピー中にフリーズする問題
USB 3.1や3.2の高速な転送の外付けSSDは不安定になりがちです。
これは、PS5に限らずパソコン(MacやWindows パソコン)でも、よく起きる問題です。
主な原因は、
- USBケーブル自体の不良 → 他のケーブルに交換
- USB-Cプラグの接続不良 → 抜き差し
- USBケーブルが長い → 1m以下の短いもので試す
- 外付けSSDのケースやSSD自体の寿命や故障 → 別の新品に交換
USB3.2 Gen2、10Gbps対応の30cmタイプのケーブルは何本か持っておきましょう。
PS5の本体にUSBケーブルでブラブラとぶら下げて使っているとプラグが緩んで接続不良になります。対策としては、PS5の本体上に粘着マットではり付けるか台を置いておくなど、工夫をしてください。
データ転送中に不安定になるとデータが破損して、SSDを再フォーマットするはめになります。
まとめ

Thunderbolt 3接続のNVMe ケースで、USB-C接続すれば使えるのか?と聞かれるのですが、Thunderbolt 3とUSB-Cはコネクタが同じでも別規格で、PS5はThunderbolt 3をサポートしていません。だから、つながりませんよ。