PS5・PS4 USB

PS5 の外付けSSD の選び方 まとめ  おすすめのSSDも3つずつ紹介 

2021年3月16日

PS5は、内蔵SSDを交換できないので、外付けで対応するしかない

私もやっとSONYストアから届きました。

PS5の外付けSSD(拡張ストレージ)の選び方とおすすめの紹介

Mac(パソコン)につなぐSSDやUSB規格の記事に「PS5につなぐ外付けのSSDは何が良いのか?」、「パソコンと兼用できないのか?」など質問をもらっているので記事を書きました。

この記事は こんな人向け

  • PS5でPS4のソフトを遊びたい
  • PS5内蔵、追加増設してもSSD容量が足りない人
  • PS5用のSSDの選び方とおすすめを知りたい
  • PS5に爆速SSDをつけたい
PS5の外付けストレージ SSD HDDの条件

PS5の外付けSSD(HDD)の条件

公式(https://www.playstation.com/ja-jp/support/hardware/ps5-extended-storage/)によると、

  • 転送速度:SuperSpeed USB 5Gbps以上
  • 記憶容量:250GB〜8TB
  • 注意点:PS5本体のUSBポートへ直に1台だけつなぐこと
    • USBハブをつけちゃだめ
    • 2つ以上の外付けSSDHDDをつなげられない
    • USBポートは最大で10Gbps(1250MB/秒)まで

となっています。

さらに、対応するUSB規格は、

  • SuperSpeed USBの対応
  • 5Gbps:USB 3.0、USB 3.1 Gen1、USB 3.2 Gen1
  • 10Gbps:USB 3.1 Gen 2、USB 3.2 Gen2、USB 3.2 Gen1×2
  • 20Gbps:USB 3.2 Gen2 ×2 ←  PS5は10Gbpsまで

です。

PS5の外付けはHDDか? SSDか?
  • HDDの読み書き速度:70〜130MB/秒
  • SSD(SATA)の読み書き速度:250〜550MB/秒

なので、外付けのHDDは時代遅れです。SSDでそろえましょう!

データ通信速度とUSB規格の関係を表にしました。

5Gbps(625MB/秒)USB 3.0USB 3.1 Gen1USB 3.2 Gen1 
10Gbps(1250MB/秒) USB 3.1 Gen2USB 3.2 Gen1×2USB 3.2 Gen2
20Gbps(2500MB/秒)   USB 3.2 Gen2×2

2500MB/秒を出すには、Thunderbolt 3(USB4)接続が必要です。PS5は対応していません

PS5は 10Gbps(1250MB/秒)のデータ転送速度までしか対応していないので、

PS5 の SSDは、コスパ重視か スピード重視か で選ぶUSB規格が違う

  • 転送速度は従来のSATAで5Gbpsでいいから、値段を安く容量を大きくしたい
    • USB 3.1 Gen1
    • USB 3.2 Gen1
  • 値段は高くても、読み出し速度が速い方が良い
    • USB 3.1 Gen2
    • USB 3.2 Gen1 ×2(種類が少ない)
    • USB 3.2 Gen2

の中から選ぶようにします。

  • Genは、generation 世代のこと
  • ×2 はデータ通信 2倍に

PS5本体のSuperSpeed USBのポートは…

PS5に、SSDをつなげられるポートは3カ所
  • 正面:USB-C ×1
  • 背面:USB-A ×2

の3つ付いています。

「PS4 / PS5対応」で売られているSSDは、USB-CもUSB-A両方のプラグに対応しているものが多いので、自分の都合で、PS5の本体後ろか前のUSBポートにつなぎます。

S爺
S爺
遅い USB2.0のHi Speed USBが正面に1個あります。これは、USBオーディオ(ヘッドセットドングル)や、キーボード、DualSenseワイヤレスコントローラをつなぐのに使います。

まちがえて、SSDをつながないようにしましょう。

PS5のSSDは SATA 接続で十分! 高速な m2 SSD は意味がない

SSDには、データ転送速度で2通りの方式があって、

SATAとNVMeの転送速度の違い
  • 600MB/秒(4.8Gbps):SATAシリアルエーティーエースロットの 従来のSSD
  • 4000MB/秒(〜32Gbps):NVMe(PCI-E接続)、m.2スロットのSSD

中身が遅いと、USBが速くても、データの読み書きが遅くなります。

PS5に限らず、パソコンでも、USBで10Gbpsや20Gbpsでつながることが難しくて動作が不安定になります。

USB 3ケーブルから発生するノイズは、Bluetoothやワイヤレスコントローラへ影響がでます。

PS5の実機で、

  • 内蔵SSDからの起動
  • 外付け NVMe SSD  + USB 3.2 ×2 ケース
  • 外付け SATA SSD +USB 3.1 gen2 ケース

どれも、目立つ差をかんじません。NVMe SSDも、34秒が30秒に速くなる程度です。

S爺
S爺
USB 3.2 Gen2対応なら1250MB/秒出るはずなのに、実際に売られているSSDは 半分以下の500MB/秒しか出ない SATA接続のSSDが多い。
なのに値段は 2倍高いとか、情弱を狙ったボッタクリ商売やってます。

SSDケースとSSDドライブを別々に買って自分で組み立てる人は 好みで選んでください。

PS5につなぐ容量は、1TBか2TBか?

多いにこしたことはないのですが、値段が高くなります。

ゲームソフトの容量は、1本30〜100GBです。

PS Plusのフリープレイを楽しむ人は、最低でも1TB、できれば、2TBをつけましょう。

以上を踏まえて、私が適当に選びましたので、何かの参考になれば幸いです。

SSDの主なメーカー

中華のパチモンには偽物が多いので、パソコン周辺機器の有名ブランドを買ってください。

  • ウエスタンデジタル(Western Digital):SSD、HDDのブランドメーカー
    • サンディスク(SanDisk):SDカード、USBメモリーで知られるブランドメーカー
    • キオクシア(KIOXIA):原発投資損失で手放した 東芝の虎の子
  • シリコンパワー(SiliconPower):台湾メーカー、ベンチマークは速い
  • バッファロー(BUFFALO):日本のパソコン周辺機器メーカーブランド(キオクシアの取り扱いあり)
  • I-Oデータ:日本のパソコン周辺機器メーカーブランド

この6つのブランドなら間違いないでしょう。

その他、Seagate(シーゲート)、トランセンド(Transcend)、エイデータ(ADATA)、クルーシャル(Crucial)… たくさんあるw。

S爺
S爺
中華のパチモンブランドはスペック詐欺が多いので注意です!。
速度と容量を実測できるパソコンを持っている人以外買ってはいけません。

現状、10Gbps接続のSSDであっても、SATA接続のSSDなので実質 5Gbpsと同じです。

PS5 用 SSD USB 3.2 Gen1 / USB 3.1 Gen2 …コスパ重視(2TB・2万円前後)

S爺
S爺
PS5実機で試した読み書きの速度的に、SATA と NVMeとでは さほど変わらないので、遅いけど安い SATA SSDを2TBでってのが おすすめです。
2023年、円安で価格が上がったのに、アメリカの対中輸出入規制の影響で フラッシュメモリの価格が下落し安くなっています。

BUFFALO SSD-PG1.9U3-B/NL 1.9TB:2万円

SATA SSDで、300MB/秒程度の遅いベンチマークのSSD(キオクシアのSSD)だからでしょう。正直なのは、日本メーカーだからw。

PS5/PS4、Mac、Windows 動作保証あり。

  • 容量:1.9TB(1900GB)
  • USB 3.1 Gen1(5Gbps)
  • 転送速度:読み込み速度 340MB/秒、書き込み速度320MB/秒
  • 大きさ:7.5×1.2×11.7 cm
  • 重さ:110g
  • ケーブル:USB-A
  • 1年保証

BUFFALO SSD-PUT1.0U3 2020年モデル 1TB:1.2万円

まぁ、SATAのSSDなので、遅いよね。HDDよりマシな程度。

PS5に差したら棒状に飛び出るから、ぶつけてへし折る危険性がある。

でも、ぶら下げないから緩むところが1カ所少ないメリットもある。

これをやたらすすめているアフィカスがいて笑えます。

  • 容量:1TB
  • USB 3.1 Gen2(5 10Gbps)
  • 転送速度:読み出しで最大430MB/秒
  • 3年保証

SanDisk SDSSDE30-1T00-GH25 1TB:1.4万円

外付けSSDの標準的なもの。欠品が相次ぐ中、これは在庫がある。

  • 容量:1TB
  • USB 3.2 Gen2( 10Gbps)
  • 転送速度:読み出しで最大520MB/秒
  • 大きさ:9.7×4.7×1cm
  • 重さ:40g
  • ケーブル:USB-A→ C ケーブル
  • 3年保証
  • 2TBタイプは、2.5万円

PS5 用 SSD  USB 3.2 Gen2  スピード優先(1TB・2万円前後)

S爺
S爺
スペック上は、2倍の転送速度のNVMe SSDでも、1割程度の速度アップ、気のせいレベルの差です。1万円の差として安いか高いかは、各自の判断によります。
2023年、アメリカの対中輸出入規制で、ダブついた在庫が日本に流入し SSDの価格が下がっています

2021年9月15日のファームウエアアップデートで、PS5本体内の拡張SSDのスロットが使えるようになった。

M.2 SSD は1TB で2万円程度なので、外付けのSSDよりは追加の増設SSDが第一選択になる。

内蔵SSDの選び方や増設方法は、こちらで解説

ウエスタンデジタル WD WDBAGF0010BGY-WESN 1TB:2万円

次々買収して巨大化したWestern DigitalのポータブルSSDです。ストレージメーカーのトップブランドとして恥ずかしくない NVMeのSSDを採用。

My Passport SSD 1TB

ちょっと割高だけど、このスペックだったら仕方がないか… 5年保証だし。

WD My Passport SSD 1TB CrystalDiskMark  でのベンチマーク

PS5用というより、Mac miniの動画作業用に。

  • 容量:1TB
  • USB 3.2 Gen2(10Gbps)
  • 転送速度:読み出しで最大1050MB/秒
  • 大きさ:9 x 4.5 x 1 cm
  • 重さ:46g
  • ケーブル:USB-C、USB-A変換アダプタ
  • 5年保証
  • 2TBは、3.5万円

ポータブルSSD WD(Western Digital)My Passport SSD 1TBを買って使っているのでレビュー

昔は「外付けハードディスク」だったけど、今は「外付けのエスエスディ(SSD)」の時代だ。 軽量コンパクトなケースのSSDは、本来 パソコンの外付けストレージ(データ記録装置)として使うものだが、ゲーム ...

SanDisk SDSSDE61-1T00-GH25 Extreme Portable 1TB:2.1万円

  • 容量:1TB (2TBは、3.2万円)
  • USB 3.2 Gen2(10Gbps)
  • 転送速度:読み出しで最大1050MB/秒、書き込みで1000MB/秒
  • 内蔵SSDが、NVMeタイプ

SanDiskやWDのSSDのファームウエアアップデート情報 は、こちら

キオクシア SSD-PK960U3-BA/N 960GB、1.3万円

東芝メモリです。キオクシアは、ベンチマークで遅めの数値がでますが、発熱が少なく熱による速度低下が起きにくいことが期待できます。

書き込みが遅いけど読み出しは速めなので、PS5の内蔵SSDへコピーしなおしにかかる時間は他のSSDと変わりません。

  • 容量:0.96TB
  • USB 3.2 Gen2(10Gbps)
  • 転送速度:読み出しで最大550MB/秒
  • 大きさ:9.5×7.5×1.1cm
  • 重さ:90g
  • ケーブル:USB-C、USB-A
  • 3年保証

I-O DATA SSPV-USC960GE 960GB、1.2万円

PS5の外付けドライブ用にデザインされた SSD。

せっかくの 10GbpsのUSB 3.2 Gen2なのに、中のSSDがSATA接続なので 450〜500MB/秒しか出ない残念すぎる仕様。できれば、実用面からは、2TBの2万円のモデルが欲しい。

嘘を付かないのは、日本のパソコン周辺機器のブランドメーカーならでは。

  • 容量:0.96TB
  • USB 3.2 Gen2(10Gbps)
  • 転送速度:読み出しで最大500MB/秒
  • 大きさ:4.6×7.2×1.1cm
  • 重さ:34g
  • 1年保証

ケースとSSDを別別に買って自作する

2023年、ロシアに肩入れする中国への経済制裁で、アメリカが中国の半導体に輸入出規制をかけたので、SSDの価格が暴落しています。

SSDケースと内蔵用SSDを別々に買って組み立てれば既製品を買うより安くあがることがあります。

  • 内蔵用2TBのSATA SSD 1.万円、SSDケースが3千円
  • 内蔵用 NVMe SSD 2TBで1.1万円、SSDケースが6千円

ドライブを外してパソコンに内蔵したり、パソコンの内蔵SSDを新しいモノに交換して、古いのを流用したりと、ユーザの好みでできます。

[st-kaiwa]2022年までは、WD WDBAGF0010BGY-WESNの 1TBで2万円、実測で読み書き900MB/秒以上がでる既製品が売られて自作する意味がありませんでした。
2023年になって フラッシュメモリーの価格暴落で 型番や機種によっては 安くなることがあります。[/st-kaiwa1]

おすすめのケースやSSDについては、順次別ページにまとめています。

2.5インチ SATA HDD SSDケース(UGREEN)と 激安 中国パチモン SSD(Hanye)で USB接続 外付け SSD 2TBを作った話

安くなった中国製パチモンのSSDをUSBケースに入れて外付けのSSDにしている。 2TBの外付けSSDが、1万円で買える時代になった。 購入品:UGREEN 2.5-inch Hard Drive E ...

買って使っている HDD / SSDケース まとめ。おすすめの コスパの良いSSDも紹介。

私が実際に買って使っている おすすめのHDD/SSDケースを紹介 します。 HDD/SSDケースって何? 外部記憶装置【HDDやSSD】で、パソコンにつないで使うためケースです。 パソコンにつなぐ接続 ...

PS5の外付けSSDへのコピー中にフリーズする問題

USB 3.1や3.2の高速な転送の外付けSSDは不安定になりがちです。

これは、PS5に限らずパソコン(MacやWindows パソコン)でも、よく起きる問題です。

主な原因は、

  • USBケーブル自体の不良 → 他のケーブルに交換
  • USB-Cプラグの接続不良 → 抜き差し
  • USBケーブルが長い → 1m以下の短いもので試す
  • 外付けSSDのケースやSSD自体の寿命や故障 → 別の新品に交換

USB3.2 Gen2、10Gbps対応の30cmタイプのケーブルは何本か持っておきましょう。

Amazonで USB 3.2 Gen2ケーブル を見る

PS5の本体にUSBケーブルでブラブラとぶら下げて使っているとプラグが緩んで接続不良になります。

PS5の背面にSSDをつける場合、USBファンで風を当てることを推奨

対策としては、PS5の本体上に粘着マットではり付けるか台を置いておくなど、工夫をしてください。

NVMeタイプのSSDは速いかわりに発熱も大きいです。PS5の背面につなぐのなら、室温の上がる夏場はUSB扇風機で背面に風をあてて冷やすようにしましょう。

データ転送中に不安定になるとデータが破損して、SSDを再フォーマットするはめになります。

まとめ

2022年、ロシアのウクライナ侵略戦争の影響で世界的の景気が後退し スマホやタブレットの需要が減ったため、フラッシュメモリーの価格がさがっています。

急激な円安の価格高騰よりもメモリーの価格下落が大きいので、安くなっています。

書斎 ゲーム機 各種 2022年1月
S爺
S爺
PS5はSONYストアの第4次抽選販売も落選しましたが、2021年3月抽選販売のキャンセル分の繰り上げ抽選で無事に買えました。
2021年4月に届いた実機で、周辺機器のレビューと紹介まとめ記事を書きました。

Thunderbolt 4/3 接続のNVMe ケースで、USB-C接続すれば使えるのか?と聞かれるのですが、Thunderbolt 3とUSB-Cはコネクタが同じでも別規格で、PS5はThunderbolt 3をサポートしていません。つながりません。

PS5本体にある M.2 SSDストレージ増設のSSDの選び方と取りつけ方については、↓で解説しています。

PS5に M.2 SSDを増設した話。PS5用のM.2 SSDの選び方 おすすめも紹介。

PS5には、内蔵SSD(M.2 SSDストレージ)を1つ増設できるスロットがついている。 2021年9月15日から、システムソフトウエアアップデートで、内蔵SSDの増設スロット(M.2 SSDストレー ...







  • この記事を書いた人

SG(S爺)

週末にゲームに興じるジジイです。 提灯(ステマ)記事ではない”本物の”口コミ レビュー記事を書いています。

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