IoT

5GHz帯が使える スマートリモコン RS-WBRCH1(smalia スマートリモコン ラトックシステム) を買って使っているのでレビュー

2022年7月19日

スマートスピーカー(アレクサなど)に話しかけて操作する赤外線リモコン「スマートリモコン」、どこの家庭にでもある ありふれたガジェットになった。

ラトックシステム smalia スマートリモコン RS-WBRCH1

今回は、混信がひどくて使えなくなった 2.4GHz帯の電波ではなく、5GHz帯の電波を使ってネットにつながる スマートリモコン RS-WBRCH1(スマリア スマートリモコン)が出たので買ってみた。

赤外線が強いのは良いが、アレクサでの家電の操作がイマイチで期待外れだったのが残念。

ラトック スマリア スマートリモコン RS-WBRCH1 の使用レポート 問題点など

  • 購入品:ラトックシステム smalia スマートリモコン RS-WBRCH1
  • 購入時期:2022年7月15日
  • 購入価格:7980円
  • 購入店:ラジカル(Amazonマーケットプレイス)

私は、この製品を自分で選んで自腹で買って試している。

スマートリモコンをタダでもらったアフィカスによる提灯・広告記事や動画に不満を持ち自腹で買った人のホンネとコスパの正直な感想を知りたい人向けに、本当の事を書いている。

代理店依頼のステマ記事ではないので、値引きクーポンコードはない

S爺
S爺
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smalia スマートリモコン RS-WBRCH1って何が違うの?

ラトックシステムは、エレコムほど大きくないけど、昔から知られている 大阪のファブレスメーカーブランド(製造は中国に委託)だ。

玄人志向(静岡)とか、サンワサプライ(岡山)とかと同じ。

スマート赤外線リモコンは、インターネットへの接続とスマホがなければ、使えない機器である。

日本で安心して使えるスマート赤外線リモコンは、

  • ラトックシステム(大阪):RS-WFIREX4、RS-WBRCH1(このページ)
  • ネイチャー(東京):Nature Remo 3

の2つ。

中国メーカーは、中国にすべての情報が流れている可能性がある。買いあおるアフィカスに、だまされないように!

スマート赤外線リモコンとネットとの関係を図にしてみた。

赤外線リモコンで操作する家電をスマホのアプリを使って操作できる。

ラトックシステム smalia RS-WBRCH1 模式図

スマホが万能学習リモコンになる。

アレクサなどのスマートスピーカーに話しかけて、家電の操作ができる。

ラトックシステム RS-WBRCH1 アレクサで動作する模式図

日頃から、アレクサ(Echo)を使っていれば、スキルを設定して、「アレクサ、テレビを付けて」など家電の操作を音声でできる。

S爺
S爺
smaliaリモコン シリーズには、炭酸ガス(CO2)濃度センサーのある BT環境センサーがあります。

主な特長をリストにすると、主に3つ

  • 5GHz帯のWi-Fiが使えるので、2.4GHz帯の混信を避けられて動作が安定する
  • 環境センサー(温度、湿度、明るさ)をアンテナにしたので、正確な数値になる → 変化をグラフに表示できる
  • 環境センサーの数値を使って、家電の操作ができる(暗くなったら電気を付ける、寒くなったらエアコンを付ける など)

のメリットがある。

いままで、スマートリモコンのチップセット(SoC)についているWi-Fiは、2.4GHz帯しか使えなかったが、今回は、5GHz帯が使えるようになったのが1番の利点だ。

スマリア スマートリモコン RS-WBRCH1 を写真で紹介

スマリア スマートリモコン RS-WBRCH1のパッケージ内容は、

ラトックシステム smalia RS-WBRCH1の同梱物
  • RS-WBRCH1本体
  • USB-C 電源ケーブル:1.4m データ信号線あり USB2.0
  • USB充電器:5V / 1A
  • 取扱説明書/保証書(保証期間 1年)

取扱説明説明書は、簡単に書かれている。

さらに詳しくて最新の説明書は、オンラインマニュアルで

オンラインマニュアルは、アプリの仕様変更に すぐに対応できるので便利だ。

RS-WBRCH1の主なスペック

  • Wi-Fi:IEEE 802.11 a/b/g/n、2.4GHz、5GHz、デュアルバンド
  • Bluetooth:あり
  • Ir(赤外線):有効範囲 最大25m
  • 大きさ:約60×60×20mm
  • 重さ:42g
  • 製造国:中国

RS-WBRCH1の大きさやボタン類

ラトックシステム smalia RS-WBRCH1

本体大きさは、厚さ2cmの6cm角のはんぺんのような形をしている。

これに、センサーのアームがくっついている。

重さは、42gと軽い。

BTボタン

Bluetooth関連のボタンのような気がするが、リセットの時しか使うことがないようだ。

USB-Cポート(電源供給用)

いままでのモデルは、microBだったが、今のIoTガジェットは、USB-C端子になった。

付属のUSB-A → USB-Cケーブルは、データ線もある USB2.0なので捨てなくて良い。

WPSボタン

WPSボタンも、これをおして Wi-FiルーターのWPSボタンを押しても動作しない。

WPSボタンとして動作するかどうか? を確かめるのは、自己責任で。

BTボタンと同様にリセットの時しか使わない。

ラトックシステム smalia RS-WBRCH1

本体中央部は、青、緑に点灯するLED表示等(ステータスランプ)がある。

温度、湿度、照度のセンサーは、5cmほどの突起の先についている。

いままでのスマートリモコンは、小さな本体の中の基板に温度/湿度センサーがついていて、基板の熱の影響を受けて室温が正確に測れない問題を抱えていた。

本体からセンサーだけを離すことで、温度、湿度、照度が正確に測れるようになった。

温度をトリガー(条件)にして、エアコンのオンオフをしたり、明るさ(照度)をトリガーにして、室内灯やカーテンの開け閉めをしたりと、正確な測定データを元に制御できる。

ラトックシステム smalia RS-WBRCH1  背面

裏面には、空冷のためのスリットがついている。

壁にとりつけるための、穴もあいている。

平ネジ(皿の径が6mm以下、ネジ径が 3mm以下)を壁にねじこめるのであれば使える。

石膏ボードには、ピンで止めるフックにひっかけるようにしよう。

裏面のQRコードは、RS-WBRCH1のMACアドレスである。

ネットへの安定した接続をするべく Wi-Fiルーター側で 固定IPアドレス指定にする時に必要なので、メモっておこう。

AC-USB アダプター

RS-WBRCH1に付属する USB電源(AC/USB DCアダプター)は…、

ラトックシステム RS-WBRCH1に付属するAC-USBアダプター
  • 型番:RH-050100JP
  • 定格:入力 AC 100-240V 50/60Hz 0.4A、出力:DC 5V 1A
  • 大きさ:3.9(5.6)× 3.3 × 2.4 cm
  • 重さ:30g

RS-WBRCH1 の消費電力は、0.6〜0.7W(5.1V 0.13A)なので、過不足なく使えている。

RS-WBRCH1のリセット方法

Wi-FiルーターのSSIDを変更する時には、RS-WBRCH1本体をリセットして再登録をする。

  1. 電源が入った状態で、BTボタンとWPSボタンの両方を同時に10秒長押し
  2. LED表示灯(ステータスランプ)が青色に点灯したら、USBケーブルを抜いて電源OFF
  3. USBケーブルをさして電源ON

スマリア スマートリモコン RS-WBRCH1 の設定と気づいた点、問題点

RS-WBRCH1の設定

アプリが新しくなって「smalia スマートリモコン」になった。

smalia スマートリモコン アプリ

手順は、

  1. アプリ smaliaをスマホにインストール
  2. アカウント(メールアドレスとパスワード)を作成
  3. Wi-Fiに接続する設定
  4. 赤外線リモコンの家電の登録
  5. アレクサ(Echo)との連携設定

の5工程である。

RS-WBRCH1の設定で用意する物は、

  • アカウントのメールアドレスとパスワード
  • 接続したいWi-FiルーターのSSID(5GHz帯、2.4GHz帯)と暗号キー
  • 登録したい家電の赤外線リモコン
  • ネットにつながって動作しているアレクサ(Echo)

である。

設定でつまずきそうな点についても、オンラインマニュアル(リンク)に記載があるので、間違えないように操作していこう。

5GHz帯のSSIDにつないでみよう。

RS-WBRCH1とスマホはBluetoothで接続する。

ラトックシステム smalia RS-WBRCH1 SSIDの設定

RS-WBRCH1で見えるWi-FiのSSIDは、スマホのアプリに表示される。

つなぎたいSSIDを選んで暗号キー(パスワード)を入れることで、Wi-Fiにつながるようになる。

S爺
S爺
5GHz帯は、いままでの2.4GHz帯と違って、壁などさえぎるものが間にあるとつながりにくいです。
Wi-Fiルーターの近くで作業しましょう。

Wi-Fiルーター(インターネット)につながると、ファームウエアのアップデートがスマホアプリにウインドウが開いて教えてくれるので、OKをタップしてしばらく待つ。

MACアドレスフィルタリングと固定IPアドレスの設定

Wi-Fiルーターにつながったら、MACアドレスフィルタリングと固定IPアドレスの指定をする。

我が家のPA-WX6000HPの例をあげてみよう。

クイック設定Webの見えて安心ネットで、RS-WBRCH1を選んで、端末情報設定をする。

見えて安心ネット PA-WX6000HP で、RS-WBRCH1 を設定する

端末情報をみると、すでに WBRCH1と表示されているので分かりやすい。

PA-WX6000HP 見えて安心ネット RS-WBRCH1の端末情報設定

使用チャンネルをみると、11naのW56でつながっているのが分かる。

  • 端末区分:おとなの端末
  • 端末名:RS-WBRCH1

にして、「設定」で、反映させる。

次に、DHCP固定割当設定 をする。

クイック設定Web DHCP固定割当エントリー

DHCP固定割当エントリで、RS-WBRCH1のMACアドレスと割り当てるIPアドレス(順番に)を追加する。

ローカルエリア固定IPアドレスの指定の大切さは、「固定IPアドレスのやり方 まとめ」で解説している。

アレクサと連携して操作する

ちゃんと動いているアレクサ(Echo)があること。

連携方法は、オンラインマニュアル(リンク)について書かれてあるとおりにやる。

登録した家電を選んで、「家電の設定」から、「Alexaの設定」を選ぶと、Alexaアプリに飛んで、スキルのリンクの是非を問うページに飛ぶ。

Echoを設定するためには、スマホにAlexaアプリがインストールされていて、Amazonアカウントでログインされた状態になっていれば、すぐに使えるようになる。

S爺
S爺
昔は、Alexaアプリ側で スキルを検索して見つけてリンクの手続きを自分でしていました。今のsmaliaアプリは、アプリ内からリンクができるようになっているので楽です。

オンラインマニュアル通りにやれば、使えるようになる。

特に問題もない。

赤外線リモコンの対応する(プリセットが用意された)機種も国内市販品をほぼ網羅しているため、普通のユーザなら、すぐに設定して使えるようになる。

AVアンプの操作など、登録機種(プリセット)がないものは、マニュアルで登録するしかない。

スマートコンセントで、オンオフを連動させたい機器をつないで、一声かければ、全部の設定が完了するシステムも組める… はずw

RS-WBRCH1 のプリセットもイマイチで、結局 手動でコツコツと設定するしかない

私の書斎では、あらかじめ用意された赤外線リモコンのプリセットは、ほとんど役に立たなかった。

そもそも、SONYのブラビアXRのプリセットがない。

ブラビアXR自身がEchoに対応しているので、単純にブラビアのオンオフなら、そっちでやった方が確実だ。

AVアンプ絡みの設定をしようとしたが、うまく動かない。

  1. 「アレクサ、げーむ」で、ブラビア、AVアンプ、周辺機器に電源を入れる
  2. 「アレクサ、ぴーえすご」で、AVアンプのプリセットモードをシーン2(接続先 PS5)に切り替える
  3. 「アレクサ、ふぁいやーてぃーびー」で、AVアンプのプリセットをシーン3(接続先 Fire TV Cube)に切り替える

作業を アレクサ(Echo)のスキルでやりたいのだが、うまく連携しない。

RS-WBRCH1も、AVアンプのシーン切替をアレクサで操作するスキルが設定できないからだ。

テレビとAVアンプを連動させるのは、Fire TV Cubeの機能でも多少はできる。

書斎のゲーム環境 2022年7月

とりあえずは、ゲーム機、テレビやAVアンプの電源、テレビの入力端子の切替ができれば、ヨシ!としたいのだが…。

手動で一つ一つ登録するしかなく、使いこなすための試行錯誤と手間がかかっている。

テレビの操作やAVアンプのオンオフ、AVアンプのシーンの切替は、Nature Remoの方がうまくできる。

ラトックシステムの赤外線リモコンは、ブラビアXRの操作から、つまずいている。

まだ、使い始めたばかりなので、勝手が分からないのもあるが…。

S爺
S爺
半年ほど様子を見ないと、今の状態では、まだ荒削りすぎ。

AVアンプは、プリセットされた機種が全くない。ってか、Nature Remoでも対応していないので、AVアンプの細かい操作を独自に登録するのは、手間がかかりすぎる。

エアコンも、2012年製の古いエアコンなので、電源のオンオフと温度の1度あげる下げるくらいしかアレクサでできない。

「アレクサを使って、音声で家電をコントロールする便利生活!」をやるには、リモコンで操作する家電の細かい設定や、試行錯誤の積み重ねが必要不可欠なのは、今も同じだ。

S爺
S爺
シーンの組み合わせや赤外線コンセントとかの組み合わせがむずかしくて誰もが簡単にできるものじゃないです。
なのに「僕チンのデスク周り リビングの快適便利生活 いいでしょ? ほめて!」と自慢だけならまだしも、嘘ついて売りあおるアフィカスにだまされないように!

環境センサーを使って、コントロールする?

部屋の明るさ、温度変化をみて、エアコンのオンオフ、照明のオンオフができる。

smalia スマートリモコン アプリ センサーデータ

室温の変化や湿度のセンサーの値は正確だ。

照度計は、照明を付けたかどうかが分かる。カーテンを開けていれば、昼間と夜の差も明るさの変化で分かる。

テスト中の書斎にはNetatmoがあるので、比べてもほぼおなじである。

S爺
S爺
出先から、スマホで部屋の温度や電気がついてるかどうか(カーテンを閉め切っていることが前提で)を知ることができます。
赤外線リモコンの欠点である誤動作がないかどうかを、室内を見るATOMCam Swingのようなカメラと合わせて確認できます。

まとめ

スマートリモコンは、ほぼ完成の域に達している。なので、ブレイクスルーになりそうな新製品は見当たらない。

ラトックシステムのスマートリモコンは、5GHz帯が使えるため、2.4GHz帯の混信がひどくなっている私の書斎にはピッタリかも?!と使い始めた。

Nature Remo 3と置き換えてしばらく様子を見ている。

1週間アレコレとやったが、Remoの方がマシだ。

ってか、Switch Botもだけど、どれもアレクサ(エコー)でできることが少ない。

赤外線リモコンで操作しようと思ったら、プリセットが多くてエコーとの連携もよくできている Nature Remoが優れていることを実感できる。

オンラインマニュアルを読みながら、アレクサへの操作をしてできることと、できないことを一つ一つメモらなければならないのは、Nature と同じく面倒な作業である。

さて…、

IoT機器のほぼ全てが、中国製や中国のメーカーである。

中国には国防動員法があり、中国の国民(組織、企業)は、敵対国の破壊侵略活動に協力する義務が課せられている。

時代は激変し世界大戦への様相を見せている。いままで、陰謀説、都市伝説と言われていたことの答えあわせが、次々とできて驚きを隠せない。

我が日本国の政治やマスコミ、警察や行政に潜伏している隣国(中国の傀儡国)の2つの宗教によって、日本国は乗っ取られているようだ。

憲法の掲げる政教分離はどうしたのか? すべてのことに疑いを持って我が日本国のために行動しなければならない。

隣国メーカー製のネットワーク機器の危険性(瑕疵情報)に振れずに、買いあおるアフィカス(ブロガーやユーチューバー)にだまされないように!

中国メーカーでも日本法人がちゃんとしているところも増えてきたの。Ankerとか

我が日本国をおとしめる情報工作員をあぶり出していこうではないか!

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  • この記事を書いた人

SG(S爺)

週末にゲームに興じるジジイです。 提灯(ステマ)記事ではない”本物の”口コミ レビュー記事を書いています。

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